玄海の水たきとは
時代とともに変わっていくものと、しっかりと残り続けていくもの。
「絆」「誇り」「信用」の継続こそが玄海が残し続けていく伝統であると固く信じ、伝統の料理・水たきを作り続けています。
店が一つの食材と料理を選んでお勧めするには、歴然たる理由が存在します。
単純明快、その食材を最も美味しく食べるには、この調理方法がベストであるという確信があるからです。私たちは、水たきこそが鶏料理の中で最も美味しく健康的な調理法であるということに絶対の自信を持っています。
そのために、最善の調理方法を90年以上磨き続け、最も美味しい状態でお客様に提供することにこだわり続けています。
全国の食通から「これこそ日本一」と折り紙をいただいた水たきの味は、食材である鶏の良し悪しで大きく左右されてしまいます。
そこで玄海では福島県産の「伊達鶏」を使用しています。
赤色のレッドコーニッシュという品種に日本古来の軍鶏を掛け合わせた独特の地鶏は、玄海の水たきにはかかせない食材となっています。
この伊達鶏を大釜で三時間以上炊き上げることで、「白く、臭みがなく、コクがある」美味で栄養満点のスープが作られます。
そして新鮮な風味を損なわないよう野菜類は一切入れないことで、鶏肉とスープを、シンプルゆえにごまかしのきかない本当の水たきを味わうことができるのです。
今でこそ東京では日本中、いや世界中の郷土料理を食べることができますが、創業当時に九州の郷土料理の一つであった「水たき」を食べる事は非常に稀でした。
また、外食という習慣自体が非日常であったこの当時、訪れるお客様といえば政界人や文化人のお客様といった方々ばかり。
本店は、今でもそうしたお客様をご案内するように設えたお座敷の客席と、着物の接客というスタイルを維持しています。